ワインの保管方法と美味しく飲める期間

ワインの保管方法と美味しく飲める期間
贈り物で良いワインを頂いたけれど、どのように保管すればいいのか、どのタイミングで飲むのがいいのかわからないという初心者は多いです。ワインは基本的に賞味期限がないので、未開封の状態であれば温度13~15℃、湿度65~80%の環境で保管するのが理想的です。 ワインセラーを利用するのが1番簡単ですが、自宅にない場合には冷蔵庫の野菜室に入れておくと品質を保つことができます。ただ冷蔵庫は適温よりもやや冷えすぎ、コルクも乾燥してしまうので長期保存には向かないので、短期間の保存で利用するようにしましょう。 また一度開封した場合は、美味しく飲める期間の目安としてはスパークリングタイプなら2日程度、ライドボディの赤や辛口の白なら3日程度、フルボディの赤なら5日程度で甘口の白は2週間~4週間後に飲み切ることがポイントです。冷蔵庫に取っておいたワインを再び飲む時には、白ならばそのまま冷えた状態で美味しく飲むことができますが、赤ならば15分ほど常温において温度をやや戻したほうが風味を損なわずに飲むことができます。
ワインの材料は本当にブドウだけじゃなかった
ワインの材料はブドウであることは誰もが知っていることと思いますが、ブドウ以外の材料から作られたものがあることを知っている人は少ないと思います。そもそもワインとは、果汁を発酵させて作る醸造酒の総称です。どうしてブドウをお酒にするのかと言えば、栽培のしやすさや含有する栄養素の点から発酵に適した果物であったことが挙げられます。今ほど醸造の技術が発達していない時代でもお酒にすることができた、ということです。極論するとブドウ以外にも野イチゴ、オレンジ等のフルーツから作られたお酒だってワインと呼べるのです。現在ではブドウ以外の果物から作られたものをフルーツワインと呼び、その果物が持つ香りや味わいを楽しむことができます。一般的には糖度の高い果物が発酵させやすいため、リンゴや桃や洋梨といったものから作られています。逆にライムやレモン等の柑橘類は、含有する酸の働きが発酵を妨げてしまうので難しいとされています。